アレルギーについて学ぼう!③
ラテックスフルーツ症候群とは?
ラテックスとは、ゴム手袋など主に天然ゴムに含まれる成分で、医療用手袋やカテーテル、絆創膏などに使われ、家庭では炊事用手袋、ゴム風船、輪ゴム等の日用品にも多く使われます。
このような商品に接触したり、使用することで痒みや発赤、水疱といった症状の発症がラテックスアレルギーです。
また、ラテックスアレルギーの方の約半数は、特定の果物や野菜を食べることで、口の中の違和感や蕁麻疹、呼吸困難といった即時型アレルギー反応を生じるといわれ、これらを総称してラテックスフルーツ症候群と呼ばれます。
種類も、バナナやアボカド、キウイフルーツ、クリ、トマトなど極めて多岐にわたります。バナナは天然ゴムの木に産地も近く、似ているという説もありますが、含まれる成分が似ていることは確かなようです。
更にはラテックスとの交差反応を示す可能性が懸念されるものに、ブタクサやヨモギなどの花粉があります。
いずれも種類は数多く存在しますのでこの項では紹介し切れませんが、詳細は是非専門医師にご相談下さい。