がん治療をあきらめないで①

日本人が最も恐る病気、それはがんではないでしょうか。
多くの人が、がんは不治の病と考えているからだと思います。ところが、今では必ずしも不治ではないのです。早期発見、早期治療は今では常識の世界です。何と言っても医療機器の進歩、技術の進歩が大きく貢献していることは間違いありません。
問題なのは、発見が遅れた場合です。多くの方が不治の病と感じるのは、この状態をさしています。現代は三人に一人ががんで亡くなる時代なのです。自分や家族がそうならないという保証はどこにもありません。今、元気でいるうちに正しい情報を集め、冷静な判断で自分の対処法を決めておくことは、決して無駄ではありません。
そこで次回から、がん治療の様々な取り組みを紹介します。
【基礎知識:「癌・がん・ガン」の使い分け方】
上皮組織が悪性化したものを漢字の「癌」と表記します。(例:皮膚癌、肝臓癌、胃癌、大腸癌、子宮癌など)
一方、上皮組織にできる癌や、肉腫、白血病、リンパ腫など全てを「悪性腫瘍」と表記します。(悪性腫瘍を簡易的にひらがな・カタカナの「がん・ガン」と表現する場合もあります)