知っていますか?【肺炎】は死因の第4位!
国の人口統計資料(2023年)によれば、肺炎及び気管支炎による死亡者数は三大死因の次に位置する第4位となっています。
肺炎は主に肺の中の感染症で、肺胞という部位に炎症が起こるものです。日常でかかる肺炎の中で最も原因となりやすいのが、肺炎球菌という細菌が飛沫等によって感染する肺炎球菌感染症です。
高齢者のワクチン接種が叫ばれる最大の理由は、肺炎で亡くなる方の97.9%が65歳以上の高齢者(2021年データ)であるためです。人はだれでもまだまだ若いと思いがちですが、年齢とともに体の抵抗力(免疫力)は確実に低下し、ちょっとしたことがキッカケで肺炎を引き起こしやすくなり、急激に症状が進むこともあります。決して過信をしてはいけません。
予防のためには数年おきにワクチン接種を行うことで免疫力を補うことが最良とされていますが、健康保険は適用されません。体には個人差がありますので、詳しいことはかかりつけ医に相談のうえで対応をお考え下さい。
新型コロナウイルス、インフルエンザ等の感染症も未だ継続中の状況にあります。これらを含めて肺炎にはくれぐれもご用心を。