Skip to content

鉄分の多い食品を摂取し、貧血には気を付けましょう

news-67

貧血は女性に多く、めまいや疲れやすさ、動機(どうき)などさまざまな不調が現れます。ありふれた病気のようですが、その原因によっていろいろな貧血があり、治療法も異なります。診療所にも貧血の相談に多くの女性が受診されています。

<貧血の状態について>
血液は白血球、赤血球、血小板などさまざまな成分でできていますが、その中でも最も多いのが血液の赤い色の基になっている赤血球です。赤血球はヘモグロビンを含みその主成分は鉄からできています。
貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが減少した状態をいいます。

<貧血の症状について>
赤血球は、血管の中で全身を巡り、肺から酸素を受け取り、心臓から全身へ運ぶ働きをしています。貧血になると酸素不足となり、立ちくらみ、めまい、動機、息切れなどの症状が現れます。その他にも、なんとなくだるい、疲れやすい、頭痛、食事の味がしない、氷を食べたくなる、爪が変形し割れやすい、脱毛、脈が速くなるなどの全身の症状が見られます。

<貧血で最も多い「鉄欠乏症貧血」と原因について>
体内の鉄が不足する原因は、偏食や過度のダイエットによる摂取量の不足、胃の切除などによる吸収不足、胃潰瘍、がん、痔などの消化管出血があります。成長期や妊娠中、授乳中、子宮筋腫などによる月経過多、スポーツ選手など鉄の必要量が増加している状態の時もあります。

 

<貧血の検査と治療について>
血液検査では、赤血球やヘモグロビンの他に、フェリチンという貯蔵鉄も測定します。ヘモグロビンが、11.0g/dl以下になると治療が必要になります。フェリチンが正常になるまで長期間にわたり治療を継続します。

▼治療方法
1)鉄分を多く含む食品を摂取する
レバーなど肉類に含まれるヘム鉄、ホウレンソウなどの野菜に含まれる非ヘム鉄などとともに、タンパク質とビタミンCを多く含む野菜などバランスの良い食事を心掛けましょう。
2)鉄剤を内服や注射で補充する
食品で十分に摂取できないときには、鉄剤を内服や注射で補充します。コーヒーやお茶などは鉄の吸収を抑えるため、鉄剤の内服の際には控えるようにしましょう。
3)原因となる疾患がある場合
貧血の治療とともに原因となる疾患があれば、婦人科や消化器科など専門の治療が必要です。貧血をきっかけに隠れていた病気がみつかることもあります。

貧血はゆっくり進行して気が付きにくいものですが、全身の症状がわずかでも、貧血が進行していると心臓に負担がかかっていることもありますので、早めに医師に相談しましょう。

Scroll To Top